施工事例~林道災害復旧工事(石川県穴水町)

令和6年1月に発生した能登半島地震では、石川県鳳珠郡穴水町の山間部においても多くの林道が被災しました。
弊社は本工事において施工管理を担当しており、令和8年(2026年)春より協力業者とともに現場作業を本格化させています。本ページでは、準備段階から現在に至るまでの現場の様子を写真とともにお伝えします。
工事概要
| 工 事 名 | 林道災害復旧事業 林道平野線 6年災0701工事 |
| 発 注 者 | 石川県 鳳珠郡穴水町 |
| 工事場所 | 石川県鳳珠郡穴水町字平野地内 |
| 工 期 | 令和7年11月21日 ~ 令和9年3月31日 |
| 工事内容 | 土工・法面保護工・舗装工ほか(林道施設災害復旧) |
STEP 1|現地確認・準備段階の状況(令和8年4月)
現場作業の本格化に先立ち、現地の状況確認を行いました。林道の路面には舗装が残っているものの、倒木や落ち葉が路上に散乱しており、車両の通行が困難な状態でした。特に法面の崩落が著しく、路盤ごと失われている箇所が複数確認されました。施工管理担当者が現地の被災状況を把握し、作業手順の段取りを整えました。

▲ 作業開始前の林道。舗装は残るが倒木・落葉が堆積し、法面は大きく崩落している
STEP 2|清掃・草刈り作業(令和8年5月上旬)
重機や資材を搬入する前段階として、路面および路肩の清掃・草刈り作業が行われました。作業員が手作業で路面の土砂や枝葉を除去し、刈払い機で路肩の草木を整理。重機の安全な進入と作業スペースの確保を優先しながら、施工管理担当者が現場の安全確認と進捗管理を実施しました。

▲ 路面清掃の様子。土砂・落葉を取り除き、路面状況を確認
STEP 3|崩落法面の掘削開始(令和8年5月13日)
清掃・整備が完了した箇所から順次、重機による掘削工事が始まりました。法面崩落部は土砂と根株が複雑に絡み合った状態で、崩落土砂の除去と倒木処理を並行して実施。急峻な地形での作業となるため、施工管理担当者が重機オペレーターおよび監視員と常に連携しながら、安全確認と品質管理を徹底しました。

▲ バックホウによる崩落法面の掘削開始。大規模な崩落であることが分かる
STEP 4|掘削土・根株の搬出(令和8年5月中旬)
掘削した土砂をダンプトラックに積み込み、場外へ搬出する作業が進められました。林道は幅員が狭いため、重機とダンプの連携・車両誘導の管理を徹底。根株・幹材については分別のうえ、適切な処理施設へ搬出しました。

▲ バックホウで掘削土をダンプトラックに積み込み搬出。根株も分別して処理
STEP 5|切土・法面整形の進捗(令和8年5月19日〜20日)
現在は切土・法面整形の工程が進んでいます。崩落していた箇所の旧舗装面が露出し、路体の形状が整いつつある状態です。2台の重機を投入し、上部法面の切土と路面整形を並行して実施中。施工管理担当者が品質・安全の両面から現場をサポートしながら、工程管理を行っています。

▲ 法面整形が進む現場。旧舗装面が露出し路体の形状が整いつつある

▲ 切土・整形の全景。2台の重機で作業が進む
今後の工程
現在進行中の切土・法面整形完了後、以下の工程を順次実施する予定です。
① 路盤工(再生クラッシャランRC-40による路盤造成)
② アスファルト舗装工(密粒度アスコン40mm)
③ 植生シートによる法面緑化工
④ 視線誘導標設置・周辺清掃・完成検査
地震被害からの早期復旧に向け、施工管理の立場から安全・品質・工程を一体的に管理しながら、工事の完遂を支えてまいります。
※本記事は工事進捗中のレポートです。

