石綿障害予防規則(石綿則)とは

石綿障害予防規則(以下、石綿則・せきめんそく)は、労働安全衛生法に基づく省令で、アスベスト(石綿)による労働者の健康被害を防止することを目的としています。アスベストは微細な繊維が肺に入りやすく、長期間を経て中皮腫や肺がんなどを引き起こすおそれがあるため、取り扱いには極めて厳格な管理が求められています。

用語解説

労働安全衛生法
職場における労働者の安全と健康を確保し、快適な作業環境の形成を目的とした法律です。

省令
法律や政令を具体的に実施するために、各大臣が定める細かなルールです。現場での具体的な手続きや基準は、この省令によって定められています。

中皮腫
アスベスト(石綿)を吸い込むことで発症することが多い、肺や胸膜・腹膜などの"中皮"にできる悪性のがんです。発症までに数十年かかることが多く、早期発見が難しい病気とされています。

解体工事と石綿則の関係

解体工事では、建物に使用されている建材を撤去・破砕する過程でアスベストが飛散するリスクがあります。そのため石綿則では、解体・改修工事において事前調査の実施作業計画の作成石綿作業主任者の選任防護服や防じんマスクの着用などが義務付けられています。
これらはすべて、現場で作業する人の安全を確保するための規定です。

大気汚染防止法との違いと関係

アスベスト対策では、石綿則とあわせて大気汚染防止法への対応も不可欠です。石綿則が「作業者の健康保護」を目的としているのに対し、大気汚染防止法は「周辺環境や近隣住民への影響防止」を目的としています。
解体工事では、作業者向けの安全対策(石綿則)と、周囲への飛散防止対策(大気汚染防止法)の両方を同時に守ることが前提となります。

日本クレストの取り組み

日本クレストでは、解体工事において石綿則および大気汚染防止法の趣旨を正しく理解し、法令遵守を徹底しています。
事前調査から作業計画の立案、現場での安全管理、飛散防止対策に至るまで、作業者と周辺環境の双方に配慮した施工を行っています。
アスベスト対策は単なる手続きではなく、「人の健康と地域の安心を守るための責任」と捉え、慎重かつ確実な対応を心がけています。

Q&A

このルール(石綿則)に違反するとどうなりますか?

労働基準監督署から是正指導や作業停止命令を受ける可能性があります。
また、内容によっては罰金や懲役などの罰則が科されるほか、工事の中断や信用低下といった大きな影響につながるおそれがあります。当然ですが、日本クレストではそのような違反行為をしたことはありません。